討論Bar“シチズン”マスターの西岡が、政治、司法、時事等に関する辛口コメントを書き綴ります
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安倍政権は「アベノミクス」と名付けた経済政策で、以下の「三本柱」を提唱した。
「大胆な金融緩和」(2%のインフレターゲット&日銀の無制限国債受け入れ)
「巨額の財政出動」(10年200兆円の「日本列島強靭化計画」)
「着実な成長戦略」(先端技術への積極投資)
いずれも外面は良い。
デフレ対策にインフレターゲットを定めたり、積極財政の道を選ぶことは理に叶う。
だが、往々にして良さそうに見える政策にこそ「落とし穴」がある。
インフレターゲットは「需要喚起」が真の目的だが、福祉やセーフティネットを置き去りにしたインフレは、ただの「物価上昇」「生活破壊」を招くだけ…とう指摘もある。
土木建築を中心とした、旧式の財政出動は70年代の成功体験があるだけに、期待されているが、あれから時代は変わっている。
大型財政出動の副作用として公共事業の「利権化」も懸念されるが、創出された雇用の不安定さは、70年代と比べ物にならず、「トリクルダウン」理論は絵に描いた餅になりそうだ。
「成長戦略」も、人口構成や共同体の特質を無視して、旧態依然かつ全国一律の大雑把さでは達成が困難だと思われる。
消費増税を実現させるための「付け焼き刃」的な経済政策であることが透けて見える「アベノミクス」は、十分に慎重かつ批判的検証を加える必要がある。
そこで討論Bar“シチズン”では、来る2月9日(土)に、オープン討論会「アベノミクスを考える」を企画した。
オープン討論会は、1日のテーマを決めて、そのテーマについて話会いたい人に集まってもらい、自由に討議しようというもの。
この日は基調講演ナシ。最初からフリーディスカッションにするので、各自論点を持ち寄ってもらいたい(この件に関する問題提議は、それこそ無数のアプローチがあるだろうから…)。
参加費は、入場料200円+ドリンクオーダー。
営業時間内(15時~22時)の何時来られても討論に参加でき、何時帰られるかも自由である。
案内が前後したが、11日(祝)のオープン討論会よりこちらが先に開催される。
多数のご参集を願う。
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