討論Bar“シチズン”マスターの西岡が、政治、司法、時事等に関する辛口コメントを書き綴ります
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昨年の衆議院総選挙で、日本未来の党公認候補として埼玉5区の枝野幸男に挑戦した「土佐の野良犬」こと、街カフェTVの藤島利久氏が、6月2日(日)に来阪、翌3日、2013年通常参議院選挙に、大阪選挙区から無所属で出馬する旨の記者会見を行った。
私は氏に「大阪からの出馬」を強く勧めた責任上、選挙対策委員長としてこの闘いに加わることとなった。
そこで氏の来阪以降連日、選挙戦術に関する意見交換を活発に行って来たが、その中から幾つか、新しい共通認識が生まれたので紹介する。
最大の成果は選挙スローガンとして打ち出した「原発なくても電気はたりる!」の持つ、深い意味である。
最初にこのスローガンを聞いたとき私は「なんじゃ、それ?」と首をかしげたものである。
学者や研究家のような主張を、政治家のスローガンに使うセンスに対して違和感を感じたからだ。
たしかに原発を廃止し、エネルギー政策の大転換を実現しようという主張のアピール・フレーズなら、的が外れていると言わざるを得ない。
しかし、このフレーズが持つもう一つの隠された主張こそ、氏の本意であることが、ようやく分かった。
それは「原子力村」や前・民主党野田政権(とりわけ枝野元官房長官)、さらには橋下徹大阪市長の嘘と八百長猿芝居を徹底的に糾弾する…という意思である。
なにより、昨年の大飯原発再稼働に際して「原発を動かさなければ夏場のピークで、電力不足による悲劇が生じる危険性もある」として世間を恫喝した橋下徹氏の罪は万死に値すると言って良い。
そもそも「原発なければ電気がたりない」という言説は「強盗しなけりゃお金がたりない」と言うようなものだ。
不足・充足は供給力と必要量の二要素が決定するのに、必要量の見直しもせずに、供給力の維持向上を最優先だと主張する光景は、浪費家の金持ちが「まだまだ金足りないゾ」とボヤく図を彷彿させるではないか。
自らの強欲を棚にあげ、充分に回避可能な「電力不足の恐怖」を、さも必然のように装うことで、過大なリスクを国民に押し付ける…そんな政治手法を絶対に許すわけにはいかないのだ。
原子力村の面々にとっては、原発推進政策の維持こそが「至上命令」であり、電力の不足、充足という問題は、そのミッションを成功させるための方便にすぎない。
おそらく彼らの論理で行けば「原発あっても電気はたりない」となるに違いない。
供給力がどこまで向上しようと、彼らが「足りている」などと絶対に言わないのは、火を見るより明らかだろう。
つまり、「電力不足」は調査と計算から導き出された答えではなく、権力者と既得権者たちによって最初から決めつけられている虚構の「絶対前提」なのである。
その虚構に対するアンチテーゼが「原発なくても電気はたりる!」のフレーズだ。
とはいえ、この簡潔なスローガンから、上記のような「真意」をつかみ取るのは、なかなか困難である。
選挙戦では、有権者一人ひとりに対して、丁寧な解説をしている余裕など無い。
もう一工夫必要だと思うのだが、屁理屈人間の私だと、ついつい冗長になってしまい、「多くの人々が一瞬にして腑に落ちる」表現が思いつかない。
そこで、この件も含めて皆さんのお知恵を借りたいと思い、定期的な選対会議を開催しようと思う。
とりあえず、第一回は明日6月8日(土)の午後3時より、討論Bar“シチズン”を貸し切って行う。(会費:¥500、ワンドリンク付き/アルコール類は¥200UP、追加オーダー軽食類はメニュー価格どおり、フードおつまみ持ち寄り可)
来店してのご参加が叶わない人のために、スカイプ会議のシステムも整えておく。
スカイプのアカウントは「drsmac1」で、グループ通話ならば音声のみになるが、これまで何度か実験してきた結果、通話状況は極めて良好だ。
選対会議に参加ご希望の方は、スカイプでの参加も含めて、以下の電話番号にご連絡を頂きたい。
090-9875-7157 (西岡携帯)
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