討論Bar“シチズン”マスターの西岡が、政治、司法、時事等に関する辛口コメントを書き綴ります
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虚偽捜査報告書事件について、最高検が作成した調査報告書は、これまた「虚偽」が満載というシロモノだ。
まず田代検事作成の報告書が持つ、本来的な目的からして全くの出鱈目である。
【引用】
田代報告書は、B氏(石川氏)が、本件取調べにおいて、従前の供述を維持する内容の供述調書の作成に応じた経緯を記録したものであるところ、本件取調べにおいて、B氏(石川氏)が従前の供述を維持する内容の供述調書の作成に応じた経緯は、田代報告書に記載されたその経緯と実質的には相反するところがなく、田代検事が実際の取調べにおいて全くありもしない内容を田代報告書に記載したとは認められない。
【引用終り】
「石川氏が従前供述を維持する調書の作成に応じた経緯」は、報告書作成の目的にあらず。
この報告書は「5/17取調べの目的」と「捜査報告書作成の目的」を混同している。
5/17取調べの目的は「従前供述を維持する調書を作成する」ことであるが、捜査報告書の目的は、その取調べに於いて「不法、不適切な誘導や威迫等がなかった」ことを証明するところにある。
最高検報告書(1:本件取調べに不適正行為はあったか)にも記載されているとおり、5/17では明らかに「不適正行為」があったにも関わらず、それが田代報告書には記載されていない。
このことのみを取り上げても、これは「虚偽捜査報告書」と言わざるを得ない。
「従前供述の維持」を目的とした取調べで、被疑者も最終的に同意したことは間違いはないのだから、
細かな経緯はどうでも良い…とでも言いたいのだろうか?
被疑者が最終的に同意した事実は、この日作成された調書を見ればすぐに判明するのだから、その結論を示すだけなら捜査報告書は必要ない。
さらに、木村主任検事の指示で書き加えられた「勾留時に於ける『ヤクザの親分』云々の回想」が、録音に記録されていないことについて、最高検報告書は、
【引用】
本件録音記録上、B氏(石川氏)が、田代検事との間で、A氏(小沢氏)への報告等に関する従前の供述を維持するかにつきやり取りをする中で、
「うーん。なんかヤクザの事件、ま、検事も言ってたけどね。あのー。Bさん、ヤクザの事件と同じなんだよって」
と述べた部分がこれに相応するものに当たるものと認められる。
【引用終り】
とあるが、録音記録にあるこの部分は「検察審査員がどういう印象を持つか?」についてやり取りされた中で出て来た言葉である。
ここで言う「ヤクザの事件」とは「スナイパー事件」のことで、田代検事が石川氏の拘留中に、(小沢氏への)報告、了承を認める供述を得るために言ったとされる「11万人以上の有権者云々」の話とは、全く別である。
引用の録音会話の続きに、
「だけど、指定弁護士さんっていうのが、それをしたわけですよね。ヤクザの例を出したわけですよね。共謀共同正犯というのは。」
とあり、これを読んで、
【最高検報告書からの引用】
①その文言から、当該発言が拘留中の取調べにおける田代検事の発言を回想したものであることは明らかであること。
【引用おわり】
とするのは、あまりにも強引な決めつけである。
田代検事が石川氏に「スナイパー事件」を例にあげて、共同共謀正犯について話をしたのが拘留中であったのかどうかは分からないが、田代検事もその会話を継いで、
「それじゃ、ちょっと共謀の認定としてはきついよねっていう、位の話はしたじゃない。」
とあるので、共同共謀正犯に絡んで「スナイパー事件」の話を以前にしたことがあるのは間違いないだろう。
しかしそれが、「ヤクザの手下が親分を守るために嘘をつくのと同じようなことをしたら選挙民を裏切ることになる。」という説得の言葉(しかも、石川氏は拘留中の取調べで、その説得には応じていない)を回想したものだとは到底考えられない。
最高検報告書は、拘留中に田代検事が石川氏を説得した言葉を回想した部分が録音記録に無いという指摘に対して、全く関係が認められない「スナイパー事件」についての話の断片が録音記録にあることを根拠に、「ほら、ここで言ってるじゃない。二人の間ではこの言葉の意味するところは容易に理解できるもので、それは拘留中の説得場面に違いないんだよ。」と無茶苦茶な憶測を押し付けている。
田代報告書は、木村検事から「石川氏が小沢氏の報告了承を認めた経緯を書け」と指示され、5/17取調べ時に拘留中のやり取りを回想したかのように書き加えられたのだが、そもそも、そのやり取りは石川氏が小沢氏の報告了承を認めた経緯に当たらないし、録音記録にある「ヤクザの事件」は、そのやり取りを彷彿させるものでも何でもない。
この記述が「全くありもしない内容を報告書に記載したとは認められない」の根拠として挙げられているのであるから、最高検の検事たちは、まったく日本語を理解できない者ばかりだと言われても仕方ないだろう。
この他にも、まだまだ「ボロ」が一杯出てくるので、興味ある方は原文(↓)に当たられることをお薦めするが、上に挙げた2点だけでも、最高検報告書が出鱈目であることは充分にご理解頂けると思う。
http://www.mori-yuko.com/activity/files/120627_2.pdf
引用を多用したので、ずいぶんと長いエントリーになったが、これは捨て置けない重要な問題である。
エリート中のエリートたる最高検検事たちが、これほど稚拙な「言い訳」を強引に出してこざるを得なかった理由が何であるか?…そこから現在、日本が抱える「深い闇」を見通して頂けたなら幸いである。
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COMMENT
オスプレイ配備強行とジャッカルの海外自衛隊攻撃
さてユダ金ジャッカルが海外自衛隊に攻撃を加える日程がわかりました。
>米、オスプレイ配備を正式通告 岩国試験飛行見合わせ、10月初旬から本格運用
2012.6.29 23:17 (1/2ページ)[安全保障]
>>ttp://sankei.jp.msn.com/politics/news/120629/plc12062923190017-n1.htm
>> 米政府は29日、垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」の米軍普天間飛行場(沖縄県宜(ぎ)野(の)湾(わん)市)への配備計画を正式に日本政府に通告する「接受国通報」を行った。7月に米軍岩国基地(山口県岩国市)に機体を分解した状態で搬入し、試験飛行を実施。飛行の安全性を確認した上で8月に普天間に配備する方針。<<
岩国へ搬入した直後が最も危険です。その後はずうっと危険ですが、機体を組み立てた直後とか最初の試験飛行直後とか在日米軍の日本国内オスプレイ関連イベントに連動したタイミングで海外自衛隊に攻撃を加えてオスプレイを大量に日本へ搬入し既成事実化して出撃させるつもりであることは明白です。
直ちに野田内閣瞬間倒閣して、海外自衛隊を武器放棄させた上でロシア軍基地に帰国難民として保護を求めなければなりません。もちろん現地自衛隊司令官が独断で同じ全部隊武器放棄難民化判断を下すのが一番よいです。
国内では野豚即時倒閣あるのみ。
【参考:>>ttp://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-1479.html#comment-71679753
>>この消費税増税法案可決は今会期前の谷垣野田密約に基づいているから、会期延長して今度は自公提出の憲法9条改正案に野田民主党がふたたび三党合意を持ち出して賛成するという豚足豚尾まるだしの豚猿芝居国会なわけです。ただちに内閣不信任案可決もしくはこっちの方がずっと手っ取り早いですが菅内閣または東電を逮捕して野豚を一緒に逮捕すれば自動的に内閣総辞職させて差し上げられるw
あるいは重症認知症の診断で入院総辞職かwいずれにしても自公との密約を達成できないようにしてやれば自公のほうから密約選挙協力解消の申し入れがあり両者共倒れでしょう、めでたしめでたしw<<】
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さてオスプレイが強行配備される岩国ですが先日から劣化ウラン大量貯蔵で有名になりました。
たむごん(白熊)さまのHPでかなり詳細な関連情報の分析が行われています。
また劣化ウランの国内最大の貯蔵庫はさいたま新都心のすぐ近辺です。
>>http://portirland.blogspot.jp/2012/04/20070030910.html
さて
>>http://portirland.blogspot.jp/2012/04/blog-post_284.html
によると
>>1960年代後半から70年代前半にかけ、化学メーカーで触媒として用いられた劣化ウラン約200トンが、今も国内の大手4社の敷地内に、貯蔵されたままになっているという。<<
しかしWiki日本の原子力発電所によると
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
>>日本で最初の原子力発電が行われたのは1963年(昭和38年)10月26日で、東海村に建設された動力試験炉であるJPDRが初発電を行った。これを記念して毎年10月26日は原子力の日となっている[9]。
日本に初めて設立された商用原子力発電所は同じく東海村に建設された東海発電所であり、運営主体は日本原子力発電である。原子炉の種類は世界最初に実用化されたイギリス製の黒鉛減速炭酸ガス冷却型原子炉であった。しかし経済性等の問題[10]によりガス冷却炉はこれ1基にとどまり、後に導入される商用発電炉はすべて軽水炉であった。
1974年(昭和49年)には電源三法(電源開発促進税法、電源開発促進対策特別会計法、発電用施設周辺地域整備法)が成立し、原発をつくるごとに交付金が出てくる仕組みができる。<<
このように1960年代後半~1970年代後半の同時期に日本の化学工場へ触媒として劣化ウランを供給する能力は日本自体にはほぼゼロレベルでした。すべて米軍が供給したものです。
では何を目的として米軍は非核三原則を無視して日本へ劣化ウランを大量に供給したか。
たむごんさんの分析は続きます。
>>(未確認情報)三井化学岩国大竹工場(山口県)は劣化ウラン弾の秘密工場・岩国基地の地下に核兵器があるとの指摘。少し検証しました。<<
>>http://portirland.blogspot.jp/2012/05/blog-post_2262.html
私もこれが正しいと確信しています。これがふじふじさんの先日のエントリー「在日米軍の核 元米軍兵士4人の証言「日本は核の盾」」に直結しています。
また、野豚谷垣密約憲法9条改正(改悪)集団自衛権法案可決三党合意とも直結しています。
ゆえにオスプレイ配備強行とユダ金ジャッカル海外自衛隊攻撃が直結しているのです。
原発再稼働と消費税増税はめくらましにすぎない。
直ちに野豚倒閣し地位協定を破棄し自衛隊を帰国させてともに力を合わせて日本人の力だけで福一石棺桶化を達成せねばなりません。